OracleダンプからBLOB/CLOBデータを抽出する方法
blog.publishedAt: 4 aprile 2026
oracleblobcloblobexport
Oracle データベースでは、画像・PDF・ドキュメントなどのバイナリデータは BLOB(Binary Large Object)に、長文のテキストデータは CLOB(Character Large Object)に格納されます。
これらの LOB データを .dmp ファイルから取り出すのは従来は困難でしたが、OraDB DUMP Viewer を使えばOracle 環境なしで簡単に抽出できます。
LOB データとは
| 型 | 正式名称 | 用途 | 最大サイズ |
|---|---|---|---|
| BLOB | Binary Large Object | 画像、PDF、動画、ZIP等のバイナリデータ | 4GB |
| CLOB | Character Large Object | 長文テキスト、XML、JSON、HTML 等 | 4GB |
LOB データのプレビュー
OraDB DUMP Viewer では、テーブルのデータプレビュー画面で LOB カラムの内容を確認できます。
- CLOB: テキスト内容がそのまま表示されます
- BLOB: データサイズとプレビュー(画像の場合はサムネイル)が表示されます
LOB データをファイルとして抽出
単一テーブルの LOB 抽出
- LOB カラムを含むテーブルを選択
- LOB 抽出機能を選択
- 出力先フォルダを指定
- 実行すると、行ごとに個別のファイルが出力されます
ファイル名は自動的に テーブル名_行番号_カラム名.拡張子 形式で生成されます。
出力されるファイルの例
output/
├── DOCUMENTS_1_FILE_DATA.pdf
├── DOCUMENTS_2_FILE_DATA.pdf
├── DOCUMENTS_3_FILE_DATA.docx
├── PHOTOS_1_IMAGE.jpg
├── PHOTOS_2_IMAGE.jpg
└── PHOTOS_3_IMAGE.png
CLOB データの活用
CLOB データは LOB 抽出の他に、通常のエクスポートでも出力可能です。
- CSV エクスポート: CLOB カラムの内容がそのまま CSV セルに出力されます
- SQL エクスポート: INSERT 文の値としてテキストが埋め込まれます
- LOB 抽出: 個別のテキストファイル(.txt)として出力されます
XML や JSON が CLOB に格納されている場合は、LOB 抽出で個別ファイルにすると後続処理が楽です。
BLOB データの活用
BLOB データは LOB 抽出機能でのファイル出力が基本です。
- 画像データ(JPEG, PNG 等)はそのまま画像ファイルとして利用可能
- PDF はそのまま閲覧可能
- ZIP などのアーカイブもそのまま解凍可能
対応する LOB シナリオ
| シナリオ | 推奨手順 |
|---|---|
| 画像ファイルの救出 | LOB 抽出 → 画像ファイルとして保存 |
| PDF ドキュメントの取り出し | LOB 抽出 → PDF ファイルとして保存 |
| XML/JSON データの移行 | LOB 抽出 → 個別ファイル → 移行先で取り込み |
| CLOB テキストの分析 | CSV エクスポート → Excel や BI ツールで分析 |
| 他 DB への BLOB 移行 | LOB 抽出 → ファイル → アプリケーションで INSERT |
まとめ
OraDB DUMP Viewer の LOB 抽出機能を使えば、Oracle 環境なしで .dmp ファイルから BLOB/CLOB データを個別ファイルとして取り出せます。旧システムからの画像・ドキュメント救出や、データ移行プロジェクトで活用してください。