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Oracle環境なしでDMPファイルを開く方法【無料ツール】

blog.publishedAt: 2026年3月7日blog.updatedAt: 2026年4月4日
oracledmpgetting-started

Oracle Database の EXPORT ファイル(.dmp)を開きたいけど、Oracle 環境がない——そんな場面は意外と多いものです。

  • 他社から受け取ったダンプファイルの中身を確認したい
  • 移行元環境にアクセスできないが、テーブル構造だけ見たい
  • Oracle ライセンスが切れた旧システムのデータを救出したい

本記事では、Oracle のインストールを一切必要とせずに DMP ファイルを閲覧できる無料ツール「OraDB DUMP Viewer」を使って、ダンプファイルを開く方法をステップバイステップで紹介します。

OraDB DUMP Viewer とは

OraDB DUMP Viewer は、Oracle の EXP 形式(Oracle 7〜11g)および EXPDP(Data Pump)形式(Oracle 10g〜23ai)の .dmp ファイルを、Oracle Database や Oracle Client なしで解析・閲覧できる Windows デスクトップツールです。

個人利用・教育機関は無料で、すべての機能を利用できます。

主な特長

機能説明
対応形式EXP(従来エクスポート)、EXPDP(Data Pump)
スキーマツリー表示スキーマ → テーブル の階層ツリーで構造を把握
データプレビュー数百万行のテーブルもページングで快適に閲覧
高度な検索12種類の演算子 × AND/OR 複合条件で目的のデータを即座に特定
多彩なエクスポートCSV・SQL(Oracle/PostgreSQL/MySQL/SQL Server)・Excel・Access・ODBC・LOB ファイル抽出
10言語対応日本語・英語・中国語・韓国語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語・ロシア語・ポルトガル語

ダウンロードとインストール

方法①: インストーラ(MSI)

  1. GitHub Releases から最新の .msi ファイルをダウンロード
  2. ダウンロードした MSI を実行し、ウィザードに従ってインストール

方法②: ポータブル版(ZIP)

  1. GitHub Releases から .zip ファイルをダウンロード
  2. 任意のフォルダに展開して OraDBDumpViewer.exe を実行

方法③: winget(推奨)

winget install OraDBDumpViewer.OraDBDumpViewer

DMP ファイルを開く手順

  1. OraDB DUMP Viewer を起動します
  2. ファイル → 開く で .dmp ファイルを選択(またはファイルをウィンドウにドラッグ&ドロップ)
  3. 解析が完了すると、左パネルにスキーマとテーブルのツリーが表示されます
  4. テーブルをクリックすると、右パネルにデータがプレビュー表示されます

大容量ファイルでも C ネイティブ DLL による高速パーサーで、テーブル一覧は即座に表示されます。

便利な使い方

テーブルデータの検索

「検索」パネルでは、12種類の演算子(含む・前方一致・後方一致・NULL判定など)を組み合わせた複合条件検索が可能です。大量データから必要な行だけを素早く抽出できます。

データのエクスポート

閲覧したテーブルデータは、以下の形式に変換してエクスポートできます:

  • CSV(RFC 4180 準拠)
  • SQL(INSERT 文 — Oracle / PostgreSQL / MySQL / SQL Server 構文選択可)
  • Excel(.xlsx)
  • Access(.accdb)
  • SQL Server へ直接インポート
  • ODBC 経由で任意のデータベースへ

ワークスペースの保存

作業状態を .odvw ファイルに保存すれば、次回起動時に同じ状態から再開できます。テーブルの除外設定や表示状態もすべて復元されます。

ライセンスについて

プラン料金対象
個人利用無料個人・学生
教育無料教育機関・研究
Professional¥4,900/年フリーランス・個人事業主
Business¥9,800/年企業・商用利用

すべてのプランで機能制限なし。商用利用の場合のみ有料プランが必要です。

→ ライセンスを取得する

まとめ

OraDB DUMP Viewer を使えば、Oracle 環境の構築やライセンス取得の手間なく、.dmp ファイルの中身をすぐに確認できます。データ移行の事前調査、旧システムからのデータ救出、受領データの検証など、さまざまな場面で活用してください。